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2020年6月30日
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 cross × review

 ■したため『擬娩』

  □ わたしがめだかだったら―和田ながらというジェンダー
​   
岡田祥子

 

  □ どうしようもなさとの戯れ

​   渡辺健一朗

​ review

 □ 怪物――宝塚歌劇雪組『ファントム』、突劇金魚『墓場のオサムと機嫌のいい幽霊』、サイトウマコト『たまきはる』、木ノ下歌舞伎(きたまり)『娘道成寺』

​ 上念省三

 □ ペシミズムの向こう岸で――庄波希+新宅加奈子『raw』、プロトテアトル『X X』、Co.edge『漂う霧の影』

 上念省三

 □ 「生きづらさ」に応答する

 キビるフェス2020 福岡舞台芸術祭を見て

 須川 渡

 □ 地点:#ミュラーの肩上で、2020年代向けてアジってみた

 地点『ハムレット・マシーン』

 瀧尻浩士

 □ モノとともにある身体の布置

 相模友士郎『エイリアンズ』

​ 竹田真理

 □ 繰り返される暴君の物語

 栗山民也演出、アルベール・カミュ作『カリギュラ』

​ 藤城孝輔

小特集 close up 『外地の三人姉妹』

 □ 誰かを舞台に連れていく(2)
「また次、観てみたいという気持ちになったよ。」

 岡田祥子

 □ 内側からみた『外地の三人姉妹』

​ 山﨑達哉

 □ 稽古場日誌 2020.1.23.~2.24.

 岡田祥子 石原菜々子(絵)

AICT関西演劇講座報告
「批評とは何か--2020年代に向けて」

  金 潤貞

【Act28号 の原稿募集について】​

●内容 関西を中心とした演劇、舞踊など舞台芸術に関する批評、書評、時評、研究ノート、雑感、エッセイなど。公演評の場合、およそ2019年10月以降のものを対象とする。
 特にこの時期は、劇場での公演が少なかったため、次号では、書評、ウェブ上で公開されたいわゆるリモート演劇等の公演評、コロナ禍をきっかけとした今後の展望等を募集します。

​●締切 2020年7月末日(火)。執筆希望の方は、原則として7月15日(水)までに内容、対象とするものを連絡ください

​●発行 締切の翌々月を目途に発行する

​●投稿資格 AICT会員。非会員からの投稿も受け付け、編集部で合議の上掲載する

​●字数(目安) 8,000字程度まで。公演評等の短評:800~2,000字程度

​●送付 aict.act2020@gmail.com プレーンテキストの添付ファイル推奨(メモ帳など)

​●今後の予定 年3回の発行を予定し、3月末、7月末、11月末を締切とする

【「Act27」紙版について】

 このウェブ版Actと並行して、各稿の一部分を掲載した紙版Actを刊行しています。

​ 関西の主な劇場に配架いただいていますので、お手にとってご覧ください。

​​ 以下の画像からもダウンロードできます。PDFファイルで、B4 2枚です。

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【編集後記】

■今号から編集に加わることになりました。といっても現在は関西から離れて活動していますので、お送りいただいた論考を読みながら、観劇できなかった上演芸術に思いを馳せる作業でした。
■若手劇団の発掘や公共劇場の試み、ジャンルを越えた作品論など、その切り口は様々ですが、関西の外から眺めると、その場所にいた者だからこそ知り得る地域の舞台芸術のドキュメントとしても貴重であると思います。
■ 一つの場所に集まることが制限され、リモートによる作品創作が数多く行われている現在、「上演芸術」とは何かを改めて考える必要があると感じています。劇場が本来の姿に戻ることを祈りつつ、今はその変化に目を向けたいと思います。(須川渡)

■今号ではコロナウィルス感染拡大と執筆・編集の時期が重なった。当該の作品がこの危機を描いたものではないとしても、そこに何等かの同時代性を見て取らずにはいない批評家の営為や習性といったものが滲み出た紙面になったのではと思う。

(竹田真理)

■今号より編集部が新体制になりました。作業分担や引継ぎの事情も加わり刊行が遅くなりました。申し訳ありません。より良い紙面になるよう精進いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

■リモート演劇に参加しました。上演空間からの感覚的な情報が無いのは結構鑑賞時の集中を途切れさせる原因で、ひとりできちんと「観客」になることの難しさを感じました。そもそも観客にひとりでなっていても、自分の中で完結してしまうので少し寂しくもあります。今まで劇場で自分は舞台以外にも他の観客や受付の制作さんや色々な人と非言語的に対話していたんだなあと実感させられました。 (岡田蕗子)

​2020年6月30日公開  発行人:瀬戸宏   編集人:岡田蕗子 坂本秀夫 上念省三 須川渡 瀧尻浩士 竹田真理
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